
世界的ブームを起こしたシリーズ、待望の3作目 レオナルド・ダ・ヴィンチの名画に隠された謎に迫り、世界中に空前のセンセーションを巻き起こした『ダ・ヴィンチ・コード』。 そして、ヴァチカンを狙う秘密結社の陰謀に、ガリレオの遺した暗号を解読して挑んだ『天使と悪魔』。 全世界で大ヒットを記録した、ダン・ブラウンのベストセラー映画化作品。その待望の第3弾が満を持して完成した。ハーヴァード大学の宗教象徴学者、ロバート・ラングドンが、ついに究極の決断を迫られるときが来たーー。 主演はトム・ハンクス、監督はロン・ハワードという、ともにアカデミー賞受賞の最強コンビが3度目のタッグを実現。トム・ハンクスにとっても最高の当たり役になったロバート・ラングドンだが、今回は頭に傷を負い、記憶を失って目覚めるという冒頭から、その試練はハードを極めており、ハンクスも過去2作を上回る渾身の演技をみせている。 ヒロイン役にも注目が集まる。ラングドンと行動を共にする医師を演じるのは、『博士と彼女のセオリー』でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされ、2016年末に公開の「スター・ウォーズ」のスピンオフ作『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の主演に抜擢されたフェリシティ・ジョーンズ。いま最も勢いのある彼女が“ラングドン・ガール”の大任を与えられ、ハンクスと見事な化学反応を起こしている。 さらに『最強のふたり』のオマール・シー、『スラムドッグ$ミリオネア』のイルファン・カーンら、国際色豊かな実力派キャストも顔を揃えた。 大人気シリーズの最新作にふさわしい、最高のスタッフ、キャストが集結したのが、この『インフェルノ』だ。 ダンテの「神曲」から始まる、世界遺産も巡る謎解き ロバート・ラングドンのシリーズ。その最大の魅力は、世界遺産など各地の観光名所が登場し、そこに隠された謎を解いていく壮大なミステリー。『インフェルノ』にも、その醍醐味が詰まっている。 タイトルが意味するのは、14世紀、ルネサンスの先駆けとなった詩人、ダンテが著した叙事詩「神曲」の<地獄篇(インフェルノ)>。その地獄篇をモチーフに、やはりルネサンスの画家、ボッティチェリが描いた「地獄の見取り図」が、すべての始まりとなって謎解きが進んでいく。絵に隠されたアルファベットを並び替えることで、さらなる謎が浮上し、ミステリーが深まる展開は、ラングドン・シリーズの真骨頂だ。 歴史ある都市が背景になるこのシリーズで、今回のオープニングの舞台になるのがイタリアのフィレンツェ。ヴェッキオ宮殿の「500人大広間」や、宮殿に隣接するボーボリ庭園など、観光客にも人気のスポットで大スケールのロケが行われた。さらにヴェネツィアのサンマルコ広場やドゥカーレ宮殿、そしてトルコ、イスタンブールのアヤソフィア(博物館)へ……。ラングドンとシエナの謎解きとともに、本格的ロケによって、このシリーズらしくシンプルに「旅行映画」としても楽しませてくれる。 この危機は明日、起こるかも…。リアリティ満点のスリルを体感 この『インフェルノ』が、過去2作以上に観る者の心をとらえるのは、「今、そこまで迫った危機」を描いている点だ。特殊な集団の事件を扱っていた『ダ・ヴィンチ・コード』や『天使と悪魔』とは一線を画し、本作は、地球上での人口急増、さらにその先の人類の危機をテーマにしている。このまま世界で人口が増え続ければ、食料は不足し、環境は破壊され、悲惨な未来が待ち受ける。それをくい止めるためには、地球の人口を減らさなければならないーー。そう考えた生化学者がバイオテロを引き起こそうとする設定は、現在の社会で“起こってもおかしくない”事態かもしれない。ダンテが700年前に予言した“地獄”の未来図。それが今、現実になるという危機がリアルに迫ってくる。 天才生化学者がラングドンに突きつけた謎解きの挑戦状は、シリーズでも最高の難易度。しかも人類の半数を死に至らしめるウィルスが拡散されるまで、残された時間は、わずか一日。カウントダウンで描かれる攻防は、息もつかせぬスピーディな勢いで進んでいく。前2作以上のテンポの良さに加え、緊迫の逃走劇から水中バトルまで迫力のアクション場面、さらに善と悪の判別がつかないキャラクターたちに、ラングドンが目にする衝撃の「地獄絵図」のシーンなど、あらゆる方向から興奮を高める演出は、観る者の目をラスト一瞬までクギづけにする。 すでに原作を読んだ人にも思わぬサプライズが用意されるなど、映画版独自の脚色も大きな見どころだ。 かつてない人類の危機を、24時間でロバート・ラングドンは阻むことはできるのか? 空前のスケールと興奮で、シリーズ最大の謎解きがここに始まるーー。
このまま地球の人口が増え続ければ、環境破壊は止まらず、人間も絶滅するだろう。今このスイッチを押せば、人類の半分は死ぬーー。 そう宣言していた男(ベン・フォスター)が、塔の上から身を投げた……。 ロバート・ラングドン(トム・ハンクス)が目を覚ますと、そこは病室のベッドの上だった。頭部に傷を負っているようで、自分が今どこにいるのか、なぜケガをしたのかも思い出せない。医師のシエナ(フェリシティ・ジョーンズ)に窓のカーテンを開けてもらい、外の風景からイタリアのフィレンツェであることを、ラングドンは確認する。 ここ数日間の曖昧な記憶をたぐり寄せるラングドンだが、病室に銃を手にした女が侵入。ラングドンはシエナの助けを借りて建物の非常階段から逃れ、ひとまず彼女のアパートに身を隠すことにする。シエナが着替えを探す間に、ラングドンが彼女のパソコンで自分宛てのメールをチェックすると、友人の美術館長、イニャツィオから「われわれが盗んだ物は隠した。『天国の25』」という謎のメッセージが届いていた。 さらにラングドンが着ていた服の中から、小さなカプセル「バイオチューブ」が発見される。ラングドンの指紋を認証して中身を開くと、入っていたのは画像を映すファラデー・ポインターだった。壁に映し出されたのは、ダンテの「地獄篇」を基にボッティチェリが描いた「地獄の見取り図」。そこには、原画にはないアルファベットが散りばめられていた。 アメリカ領事館と連絡がつながったラングドンだが、シエナの忠告で、向かいのホテルを自分の居場所だと教える。数分後、怪しげな集団と、先ほどの追っ手の女がホテルに現れるのを確認したラングドンは、シエナとともにアパートを出る。やはり自分は、危険な何かに追われている……。 塔から身を投げて死んだのは、生化学者のゾブリストだった。人口爆発による地球の「地獄」を予測した彼は、強力なウィルスを開発し、拡散する計画を立てていたのだ。そのウィルスの在りかを示すヒントが、バイオチューブの「地獄の見取り図」であった。ウィルスが放たれる予告時間まで、すでに24時間を切っている。ラングドンはなぜチューブを持っていたのか? 彼が失った記憶を必死に取り戻そうとするなか、追っ手の正体がわかってきた。 ゾブリストが生前に契約を結んでいたのが、危機統轄機構(CRC)。その総監、ハリー・シムズ(イルファン・カーン)は、ゾブリストが残した映像を見て事態の深刻さを理解する。ラングドンを捕らえるため女性刺客を派遣した彼は、はるか遠く、海に浮かぶ船から推移を見守っていた。そしてウィルス拡散を何としても防ごうとするWHO(世界保健機構)のリーダー、エリザベス・シンスキー博士(シセ・バベット・クヌッセン)は、旧知のラングドンと接触しようと試みていた。 「地獄の見取り図」に隠されたアルファベットを並び替え、イタリア語の「Cerca trova(チェルカ・トローヴァ=尋ねて見出せ)」という言葉を見つけたラングドンは、追っ手をかわしながらヴェッキオ宮殿へ向かう。チェルカ・トローヴァは、ヴェッキオ宮殿の、ある壁画に小さく描かれている文字なのだ。ボーボリ庭園を横切り、観光客に紛れて宮殿に入ったラングドンとシエナ。しかし、そこで新たな事実が発覚する。防犯用の監視カメラに、ラングドンとイニャツィオが「ダンテのデスマスク」を盗み出している映像が残されていたのだ。そのデスマスクは、ゾブリストの個人所有物でもあった。 宮殿のスタッフにも追われる羽目になったラングドンらは、イニャツィオのメールにあった「天国の25」をきっかけに、ダンテが洗礼を受けた聖堂でデスマスクを発見。さらにデスマスクに刻まれた暗号から、ヴェネツィアにヒントがあることを知る。彼らに合流したのは、WHOの捜査員、ブシャール(オマール・シー)。急遽、ヴェネツィアに向かう3人だが、シエナのある行動によって事態は急変する。 その間もウィルス拡散の時刻は刻々と迫っていた。すべての運命は、やがてトルコのイスタンブールへと導かれていく……。
監督・製作:ロン・ハワード 原作:ダン・ブラウン 出演:トム・ハンクス、フェリシティ・ジョーンズ、オマール・シー、イルファン・カーン、ベン・フォスター、シセ・バベット・クヌッセン 配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
