
主演:レオナルド・ディカプリオ × 音楽:坂本龍一 × 監督:アレハンドロ・G・イニャリトゥ ドリームチームと呼ぶにふさわしい3人のコラボレーションから、映画史上最も鮮烈で壮大なサバイバル・ドラマが誕生 タイトルの『レヴェナント』は、「黄泉の国から戻った者」を意味する。ディカプリオが演じるヒュー・グラスは、アメリカ開拓時代に文字通り死の淵から生還し、伝説となった実在の人物だ。1823年、ハンターとして厳寒の未開拓地に足を踏み入れたグラスは、ハイイログマに襲われて瀕死の重傷を負ったうえ、敵意を抱く仲間の手で置き去りにされてしまう。しかも彼を助けようとした最愛の息子の命までも奪われたグラスは、裏切り者に対する復讐の執念を生きる力に変え、厳寒のフロンティアを歩み出す。 先住民の攻撃にさらされ、凍てつく川を泳ぎ、木の根を食べ、死んだ馬の体内で眠る。グラスの壮絶なサバイバルの旅をリアルに描き出すために、イニャリトゥ監督は大自然が猛威をふるう極寒の地でロケを敢行。自然光のみを使うことにこだわり9ヶ月におよんだ撮影では、ディカプリオが体当たりで格闘シーンに挑み、鼻を折る事件も発生した。臨場感を極めた圧倒的なスケールの映像と、ディカプリオの鬼気迫る演技。そして、死を起点とする復讐の旅が生の意味を問う救済の旅へと昇華していくハイ・クオリティなドラマ。唯一無二の映画体験を約束するこの作品は2015年度の賞レースを席巻し、ゴールデン・グローブ賞では作品賞、主演男優賞、監督賞の最多3部門を受賞。アカデミー賞でも大本命の呼び声が高い。 「追求したのは、生き残ろうとする本能の一番奥にあるものを見つけ出すことだった」とグラスの役作りについて語るディカプリオ。単なる演技を超越した魂の熱演を見せる彼を筆頭に、過酷な撮影に挑んだキャストには旬の実力派が揃った。瀕死のグラスを置き去りにするジョン・フィッツジェラルドには、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のトム・ハーディ。危険に満ちたバッファロー狩りの旅を通じて統率力と決断力を試されるヘンリー隊長には、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のドーナル・グリーソン。グラスを慕いながらもフィッツジェラルドの手で裏切りの道に引き込まれるジム・ブリジャーには、『メイズ・ランナー』のウィル・ポールターが扮している。 監督は、前作の『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』でアカデミー賞の作品賞、監督賞、脚本賞を受賞、『バベル』でも同賞の作品賞と監督賞の候補になったアレハンドロ・G・イニャリトゥ。すでに世界的な巨匠の地位を築いているが、そんな彼にとっても本作は「生涯で最も充実した芸術的な体験」と呼べる特別な作品になったという。そのイニャリトゥ監督の盟友で、『ゼロ・グラビティ』と『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』で2年連続アカデミー賞撮影賞に輝いたエマニュエル・ルベツキが撮影監督を担当。人工的な照明を一切使わないチャレンジングな撮影スタイルで、19世紀のフロンティアに投げ込まれたような感覚を起こさせる映像を作り上げた。 その他スタッフにも超一流の顔ぶれが揃った。プロダクション・デザイナーは、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』でオスカー候補になったジャック・フィスク。衣装デザイナーは、『ベンジャミンバトン 数奇な人生』と『クイルズ』でオスカー候補になったジャクリーン・ウェスト。編集は、『トラフィック』でオスカーを受賞したスティーヴン・ミリオン。そして音楽は坂本龍一とアルヴァ・ノトが手がけ、緊迫感と重厚感に満ちた作品の世界観を音でまとめあげる素晴らしいスコアを提供している。
仲間の裏切りで最愛の息子の命を奪われた男、ヒュー・グラス 激しい怒りを力に変え、奇跡的に死の淵から蘇える 復讐の執念のみを武器に、300キロにおよぶ容赦のないサバイバルの旅が始まる 1823年、ヘンリー隊長(ドーナル・グリーソン)が率いるハンターの一団は、アメリカ西部の未開拓地をミズーリ川沿いに進んでいた。その中に、ガイド役を務めるヒュー・グラス(レオナルド・ディカプリオ)と息子のホーク(フォレスト・グッドラック)の姿もあった。2人が獲物を追って森の奥にいたとき、娘をさらった白人を探す先住民のアリカラ族が本隊を襲撃。気配を察してキャンプへ駆け戻ったグラスは、生き残った仲間を船に誘導し、からくも川へ逃れる。しかしこのまま船で川を下るのは危険だと判断したグラスは、山沿いを歩いてカイオワ砦まで帰ろうと隊長に進言した。その意見に異を唱えるジョン・フィッツジェラルド(トム・ハーディ)。彼は、ポーニー族の女性との間に生まれた息子を連れているグラスに対して敵意を抱いていた。そんなフィッツジェラルドの主張を退けた隊長は、グラスのナビゲートに従って陸路を行く決断を下した。 陸路を進み始めて間もなく、グラスがハイイログマに襲われ、瀕死の重傷を負う事件が起きる。隊長のはからいにより、グラスは即席の担架に乗せられて丁重に運ばれるが、その状態で山を越すのは不可能だった。隊長は、余命わずかに見えるグラスを残して先へ進むと決断。ホークとグラスを慕っているジム・ブリジャー(ウィル・ポールター)、金に釣られて居残りを志願したフィッツジェラルドの3人にグラスの身柄を預け、臨終を看取るように命じた。 しかし隊長の予想に反して、グラスは粘り強く生の世界に留まり続けた。早く砦に戻りたいフィッツジェラルドはしびれを切らし、自らの手でグラスをあの世へ送ろうとする。それをホークが目撃。ブリジャーに知らせようとして大声をあげたことからフィッツジェラルドに殺されてしまう。その光景を、身動きもすることも声をあげることもできず、ただ地面に横たわったまま見つめるしかないグラス。一方、ホークの死体を隠したフィッツジェラルドは、アリカラ族が襲ってくると偽ってブリジャーをせきたて、グラスを置き去りにして行ってしまう。 ひとり取り残されたグラスは、最愛の息子を失った悲しみと絶望、フィッツジェラルドに対する怒りと憎しみを現踏力に死の淵から蘇えった。はいずることしかできない状態から劇的な回復を遂げた彼は、燃えたぎるような復讐心を胸にフィッツジェラルドの追跡を開始する。だがその行く手には、想像を絶する苦難が待ち受けていた。
監督・脚本・製作:アレハンドロ・G・イニャリトゥ 撮影監督:エマニュエル・ルベツキ 音楽:坂本龍一、アルヴァ・ノト 出演:レオナルド・ディカプリオ、トム・ハーディ、ドーナル・グリーソン、ウィル・ポールター 配給:20世紀フォックス映画 © 2015 Twentieth Century Fox
